2018年の活動

開業保健師のつどい in 長野 2018.11.4

11月4日 長野市において「開業保健師のつどい」を開催しました。

2名の講師のほか、22名(理事5名含む)の参加者でぜいたくで濃厚な時間を過ごしました。

 

♡大室悦賀先生

(長野県立大学グローバルマネジメント学科教授)講義:「欲しい未来を紡ぎだす

                         ソーシャルイノベーション」

 

♡清水由佳さんのプロセスを聴く

「ゆあなす&SNEC、そしてこれから」

♡理事の活動紹介(村田、斎藤、川添、井倉)

♡公衆衛生学会での発表事例紹介

♡秋葉芳江さんのワークショップ

 (長野県立大学ソーシャルイノベーション創出センター 

                                                                チーフキュレーター)

 「起業に向かってLECTURE&WORK]

♡フリーディスカッション

とても刺激的で、濃厚な時間でした。

 大室先生の講義は45分に45枚のパワポが準備されていました。「わからなくていいんです。いえ、わかった気にならないほうがいいんです」と先生がおっしゃっていましたが、何回も聞いているメンバーでもかなりしんどい。はじめて聞いた人たちはとても疲れたことでしょう。今までの考え方と異なる頭の使いかたを示唆されます。

でも、これが大事なんですよねえ。

理事以外に長野県外からの参加者がいなかったのは残念でしたが、また来年4月に大阪のつどいの際には全国の仲間の皆さんと情報交換できると嬉しいです。 大阪でお会いしましょう。

       (文責 長野研究会 三井洋子)


第77回 日本公衆衛生学会・学会発表    (10/24~26)

第77回日本公衆衛生学会が福島県郡山市で開催されました。

今回のテーマは「ゆりかごから看取りまでの公衆衛生」~災害対応から考える健康支援~ でした。

 

「ゆりかご」と「看取り」の時期で、新しい地域サービスを作り出した3人の開業保健師が学会発表をしました。地域に新たなサービスを作り出す開業保健師の醍醐味が発表されました。

ベビー防災 

母たちに伝える「減災」の知恵

ナーシングクリエイト株式会社                                         押栗泰代

 

 

 

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潜在看護職による産後支援

ナーシングドゥーラ6年目 の報告

一般社団法人

国際ナーシングドゥーラ協会

         渡邉玲子

 

 

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「老後におけるQOL維持に向けた市民後見と任意後見契約啓蒙の5年間の取り組み報告」

認定NPOまな

市民後見セーフティネット

有限会社

ビーイングサポート・マナ  

                                       村田陽子

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自由集会                                                                                  「行政の狭間を埋める開業保健師の役割

<発表者と概要> 司会・進行:齋藤

 

① 押栗泰代さん  ベビー防災~母たちに伝える「減災」の知恵

防災士という資格を取得。災害時、公助が届くまでの72時間を持ち堪えないといけない

自助から共助へ、母子健康教育の重要性について語られました。

 

② 井倉一政さん  トータルライフイノベーションCEO

精神障碍者にも対応した地域包括ケアシステムの一役を担う

外国人、生活弱者からの問い合わせを形にしていきました。

社会的入院を減らしたいという思い、精神障碍者への住宅提供サービス(長屋)

これから、大学教員として看護職の人材育成を図りたいです。

 

③ 渡邊玲子さん  (国際ナーシングドウーラ協会 代表)

潜在看護職による産後支援「ナーシングドウ―ラ」6年目の報告

産後の寄り添いケア、「看護をラッピングしてお届けするサービス」

医療関係者とのコミュニケーションを強化してきました。

看護の提供、受診同行、日常生活サービスの支援

約70万人とされる潜在看護師を活用し、産後の孤立を防ぎたいです。

 

④ 村田陽子さん (NPOマナ市民後見セーフティネット)

老後におけるQOLの維持に向けた市民後見と任意後見契約啓蒙の5年間の取り組み報告

市民後見制度啓蒙・エンディングノート作成支援・老人ホーム視察研修・相談活動

自分らしい生き方を最後まで支援したいです。

安心して老後を過ごせるための制度、任意後見・市民後見制度を全国に展開していきたいと思います。

                                 (文責:理事 齋藤 明子)

 

開業保健師のつどい in 大阪 開催しました     (4月15日)

みつけよう!ゆるぎない軸と私の可能性

北海道から沖縄まで、全国から開業に興味がある保健師が集まりました。

各理事から、開業のきっかけになったこと、どんな思いを持って開業したか、現在の活動について

体験談を聞きながら、参加者どうしで意見交流を行いました。

開業するにあたって、一番大切にしたいのは、何のために開業するのかという「軸」です。

学生の頃から、「開業」をめざしてきた川添さんによる、「軸づくりのワークショップ」をしました。

自分の軸に気づき、確信を得た保健師もいれば、なんとなく方向性が見えてきたという保健師も。

明日からの一歩が楽しみなつどいとなりました。


第91回産業衛生学会ご報告 in 熊本                                 (5月15~18日)

 学会会場          

 市民会館シアーズホール   加藤神社から見た熊本城     熊本城               「うまいもん」ご紹介     

5月16日(水)~19日(土)の間、

大震災の爪痕がまだまだ残っている

熊本市内の4つの会場を使って開催されました。

 

私は、16日夜~18日まで参加しましたが、

会場が分散しており、市電を使っての移動になるため

プログラム選択が難しかったです。

 

17日は、関東地方会代議員の一人として総会に参加。

学会としての化学物質許容濃度の提案等がありました。

日本医師会認定産業医研修(生涯研修)や

産業保健看護専門家制度指定のセッションが開催されるため、

ポイントを集めるため多くの参加者が。

 

メインテーマは、「悠(はるか)なる産業保健 ―人と科学技術の連鎖― 」で、

学会との共同企画開催も複数あり。

個別プログラムでは、働き方改革関連や両立支援、中小企業の産業保健、

健康経営に関する発表が目立った印象を受けました。

 

他にはガイドラインが改訂となった

日本動脈硬化学会との共同シンポジウムは長蛇の列、

会場から人があふれ立ち見の状態。

 

挫折した私は職域における睡眠呼吸障害研究会自由集会に続き

日本睡眠学会共同シンポジウムに参加しました。

 

自由集会の数も多く、アルコール関連問題への早期介入、

睡眠問題等に参加ランチョンセミナーでは、~最適な糖尿病治療を目指して~に参加、

1920年にインスリンが発見され、

安全な薬品でありこれを適切に使いこなすことの大切さが示されました。

参加したいものが重なり、からだが二つあったらな~と思いました。

 

いろんな人と再会できる楽しみもありますが、

福岡出身の私は、幼稚園から一緒の友、病院時代の友とも会え、

最後の夜は研究会メンバとの懇親会で、連日熊本の味覚を堪能。

 

頭も胃袋もこころも大満足の熊本学会でした。

皆さんも次回以降最新の産業保健の動向を探るため、

是非ご参加を検討ください。次回は名古屋です。( 理事 齋藤 明子)